就活をしなきゃいけないらしい

大学3年の6月です。

世間一般、というか意識の高い大学3年生は就職活動を始める時期らしい。

私は意識が高くないので就活サイトからのメールをガン無視することから一日が始まっている。

 

だがしかし、私にだってやりたいことはある。

教員になりたかったときからずっと一貫してやりたかったことだ。

それは自分が生きやすい、息のしやすい社会を作ることである。教員の仕事と何の関係があるんだ、馬鹿野郎という声が聞こえてきそうであるがそれはいったん飲み込んでほしい。

 

まず、最近の政治の動きを見てくれ。

あるNGO法人が「LGBT差別禁止法」制定に向けた署名を内閣総理大臣あてに提出した。これが2021年2月。それが気づいたら与党、自民党が作った委員会によってLGBT理解増進法にかわっていった。理解増進って何??????そして、その理解増進法に性的指向についての差別を禁止する旨を盛り込もうとしたら自民党の猛反発にあって今国会では成立できなさそうという始末。

え???????差別禁止に反対する政治家とは??????????

 

これが今の日本社会である。私は声を大にして言いたい。

生きにくいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!

それでも、ありがたいことに私の周りにいる友人は私がXジェンダーであることをそこまで重くとらえず、でも宮本は宮本でしょと今までと何も変わらない関係を維持してくれている。うれぴ。それだけが救い。みんなのおかげで私は生きてる。

 

そんな社会を生きる中でいつしか私が生きやすい社会を作ればいいんじゃ、、、と思うようになっていった。そこで、教師という選択肢を一旦選択したわけです。誰かが社会を国を変えるなら、教育を変えるのが一番早いって言ってた。もしかしたらヒトラーかもしれん。

でも、私一人がどんなに教育を変えたとしても日本社会全体に影響を及ぼすのいつ?そのときには私何歳になってんの?と考えたときにそれでは遅すぎると思ってしまったことが教師という選択肢を外した理由の一つ。

 

じゃあ、今は何がしたいの?という話です。私は女性の体を持つXジェンダーやカッコいいが好きな女性のための下着が作りたい。昔からすごく苦手だったのが下着選び、特にブラジャー。どこを見ても、レース生地花柄刺繡パステルカラー。苦しくて仕方がなかった。やっとの思いで見つけたシンプルなものを買おうと母が店員さんに「娘のバストサイズを測ってください」とお願いしたら「お母さんのものかと思いました(笑)」と。もうトラウマものよ。

 

スポーツブラ付ければ?と言われるかもしれないが、そうじゃない。

かっこよくてシンプルなデザインのブラジャーという選択肢があってもいいんじゃないの?と言いたいんだ。なぜ、私が妥協してスポーツブラ付けなきゃいけないのよ。

シンプルを選ぼうとするとほぼベージュよ。

カッコよくないじゃん!!!!!!!!

グレーとか紺とか深い青の無地とかカッコよくない?????シスジェンダー女性だってカッコいい下着付けて(今日の私はカッコいいぜ……)って思いたくない?????

 

二次性徴を迎えたら女性の身体的特徴をもつ子の多くは母親と下着を買いに行くだろう。その中で普通にカッコいい下着という選択肢がそこにあったら、カッコいいになりたい自分もその場所にいてもいいんだと認められたような気持ちになれるんじゃないかな。少なくとも過去の私はきっと救われる。

 

だから、私は自分のために社会を変えたい。