大学2年最後の日に積読を崩そうとして崩せなかった話

特に何かあるわけではないけれども、オールをした。

ただただ眠ることができなかったから。

 

眠いのに寝たいのに眠れなかったから、もういいやと開き直って寝るのをやめてみた。

20歳7か月だけどまだオールできる。騒げないけれど。

 

日が昇って朝が来て早朝6:30、近くのセブンイレブンまでチケット発券のために行ってきた。大学生のようなお姉さんが1人でレジに立ってた。大変だなと思いながら「お願いします。」と声を掛け発券作業をした。私も一応セブンでバイトを始めて1年以上になる。スムーズに発券して店を出た。小学生のときから応援しているアイドルの最後を見届けるに相応しい席がご用意されてしあわせ~♡©市川雛菜になった。

 

オールしたとてやることがあまりにも見当たらず積読を崩していくことにした。ずっと好きなシリーズである石田衣良「call boy」シリーズ最終作『爽年』を読み始めた。数ページ読んだところで、何とも言えない違和感に襲われ半分くらいまで読んだところでいったん中断してこれを書いている。

 

大好きなシリーズのはずなのに。好きな作者のはずなのに。

 

感じてしまった違和感は拭えないまま半分まで来てしまっている。違和感の正体は何となくわかっている。自分のジェンダーがそこに、この物語の世界に存在しないことに疎外感を感じているだけのことなんだと思う。この作品では「男と女」という対比がとても多用される。私はそこにいない。この対比に何を感じたらいいのだろうと考え始めてしまったらはまっていくのはドツボだけ。ただの小説なんだから創作の世界なんだから別にそこまで考えなくていいじゃんって私も思っている。だけど、こうも「男と女」を強調されると、考えたくもなってしまうわけで。

 

ただひとつ、ここで私が言いたいことは石田衣良ジェンダー観どうこうではなく、中学2年生のときに読み始めたシリーズへの感じ方が大学2年の終わりに読んでみたら感じ方が180度近く変わっていて面白いよねってこと。

 

ここまで書いて飲もうと思っていれたコンソメスープが完全に冷めてしまったことに気が付いたのでこのあたりにしましょうか。

自分の考えを整理するのにここはぴったりだね。